この階段のT+2Rはいくらになるでしょうか?
T=22.5㎝(踏面)
R=19.0㎝(蹴あげ)
T+2R=22.5+19.0×2=60.5
一般には、T+2Rが約63㎝前後が適切とされているようです。
55cm≦T+2R≦65㎝という関係式は満たしているのでOKです。
自分の家や事務所等を測定しておくと忘れないかもしれません。
踏板自体の奥行きは25㎝
けこみ寸法は25cm-22.5㎝=2.5㎝
蹴込み寸法は、昇降時の安全を考慮して、20mmが望ましいので、
つまりはこの写真の階段は望ましくない状態ということでしょう(笑)
写真ではわかりにくいですが、
蹴込み板もない状態なので、ここも望ましくない状態と言えます。
段型に切り込み、その上に段板をのせる部材を『ささら桁』といいます。段板側面が丸見えの状態になります。
昔、
施工時に鉄骨階段を搬入するときに
鉄骨階段の側面をささらと教わった記憶がありますが、
(段板側面は見えず、踏板にコンクリート打設したました。)
正確には、ささら桁ではなくて、側桁が正しかったと思われます。
現場では
間違いなく伝わることが大事なので
多少間違っていてもいいかもしれませんが
別の人に話をする場合、間違いを指摘されるか恥ずかしい思いをするかもしれません(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿